Monday, August 27, 2007

墓参り


JAPAN 2005
Gelatin Silver

群馬の田舎に一泊旅行

墓参りと祖母の顔を見る事を兼ねてのtrip
今年で93歳なのに、耳が遠い事を除けばエライ元気
とは言え大往生をいつ迎えてもおかしくない歳でもある
ので、割とまめに会いに行くわけだ

日の落ちた直後に到着

寂れた田舎町の新設駅が妙に浮いている
暫く空いていた隣ビルにはドンキ
何時でも、何処にでも・・・ドンキ恐るべし・・・

車で20分、郊外大型店舗群のライトアップの中を過ぎ
次第に街灯も殆ど無い道になり闇に包まれる
首都圏では少なくなった本物の夜

連絡無しで行ったので驚いていたが嬉しそうだった
早速、仏壇のじい様にお線香を

僕はいつもリビング兼応接間の様な所で寝るのだが
そこには物心ついた時からずっと変わらないモノ達が
ずっと変わらないまま時を過ごしている
子供の頃の記憶がそうさせるのか・・・
その部屋に行くと妙に落ち着く

大きくも、のっぽでもない古時計が時を告げる
初めて聞いた人はその音の大きさに驚くだろう
しかし僕にはその音すら心地良い

ボ~ン、ボ~ン、ボ~ン・・・・
子供の頃、田舎で味わった感覚がフラッシュバックする
懐かしくて遠い記憶
子供にとっては休みにしか行けない特別な場所

それが僕にとっての田舎

夜中に、もって行ったG4で「プラダを着た悪魔」を見る
何故だかこれが見たかったので借りて行ったのだ

映画と田舎が僕を完璧なフラッシュ・バックに誘う

パーフェクトマッチ

NYC時代と完璧にだぶる
かなり誇張され面白可笑しくもなっているが
大体、ファッション界の連中はあんな感じ
僕の態度は卒業したてのアン・ハサウェイと同じだ

今思えば色々とあるが、まあ、あれがあの時の自分
結果的にあちらには進まなかった

で、進んだこちらはどうなの?となる訳で
ボチボチでんな・・・と言いたい・・・

翌日、寝不足とダラダラモードで夕方までゴロゴロ

日の落ちる前に墓参りを済ませ帰路に着いた