Saturday, April 21, 2007

硫黄島からの手紙


JAPAN 2007
Gelatin Silver

絶対に映画館で見ようと思っていた映画だけれど、あまりにも忙しすぎて行けずじまいで今日。見終わって思う・・・映画館で見たかった。

映画を見ている事を忘れさせる位にのめり込まされてしまった・・・脱帽です。

この監督の人間に対する深い洞察力と愛情には感服。素晴らしい映画だと思う。

ココには日本人という括りを通り越した人間の芯が表現されていて、万人に対してのメッセージが含まれている。戦争が破壊する事、人間性そして家族愛。徹底的に金をかけてこう云う映画を創ったイーストウッド氏には敬意を表します。

メディアを限定せず、こんな作品が作れたら幸せだと思う。

下町のお店


JAPAN 2007
Gelatin Silver

今日は簡単な打ち合わせで葛飾区まで行って来た。ものの一時間程で終了したので気になっていたお店に立ち寄る事に。

そこは商店街沿いに店を構えている鶏肉専門店。鳥を揚げる芳ばしい匂いが風に乗って僕の鼻を刺激する。たまらず店先の小母さんに若鶏のから揚げ(半身をそのまま揚げてある)を注文、持ち帰るつもりだった。すると、「すいませんね~、45分待ちなんです・・・」の一言。

とその時、揚げているご主人の後ろの引き戸が開き、注文をする店員さんの声と奥の座敷が見えた。裏が飲み屋になってるのか・・・、僕はすぐ裏に回って店に入る。いかにも下町の古い飲み屋といった感じの店内は、ほぼ満員直前。

早速若鶏の唐揚げを注文、後は鶏わさと烏龍茶。残念ながら今日は車だったのだ。

それから待つこと15分、黄金色に輝くソレは僕の鼻先に到着した。店員の小母ちゃんが解説付きで、鶏の半身を見事に解体していく。これがせせりで、これは軟骨・・・暖かいうちなら全部食べれるわよ。僕は一呼吸置いてかぶりつく。かりっとした表面をかじりとり、しっとりとして味のしっかりとした肉をほおばった、程よい塩味が酒に手を伸ばさせる・・・至福の時。ああっ、酒が 飲みたい・・・。

今度行くときは瓶ビールを呑みながら味わいたい。

久々にこんな美味しい唐揚げを頂きました。下町万歳!!

Sunday, April 15, 2007

お台場


SPAIN 1999
Gelatin Silver

今日はテスト撮影のはずだった・・・が昨夜友人のC君から連絡があり、ライトメーターを返してくれとの事、随分前に借りていたモノを僕も返し忘れていたのだ。

今、お台場でやっているグレゴリーの展覧会状況を撮影するので必要になったらしい。C君は僕と同じ美大を出て写真家として活動をしているが、ココ半年位はグレゴリーの為に日本の責任者として働いている。まあ芸術だけで飯は食えない。僕も含めアートしてる大半の人たちは制作費と生活費をひねり出す為に、一般社会に溶け込んで仕事をしているわけだ。

それでお台場に急行し何だかんだで撮影を手伝うが、結局デジイチを持って行った僕が殆ど撮影をする羽目に。久々に会ったのでギャラ代わりの夕食をしながら暫く駄弁り、夜景の撮影を済ませて帰路につく。

ノマディック美術館は若いカップル達で賑わっていた。興味のある方は一度尋ねてみてね。