Saturday, February 10, 2007

CHICAGO

昨日、8日から日生劇場で上演が始まったCHICAGOを見に行った。

招待者Mさんは仕事後で19:00の開演直前に滑り込み。間に合ったー!とはにかんだ彼女は、お洒落で個性的な黒のワンピースがとても似合っていた。座席はorchestraの中でもセンター寄り、近すぎず遠すぎずのベストシート。最高!

NYCにいる頃にミュージカルはよく見ていたが、ジャンルの違う仲間達が目一杯はじけてる!と思っていつも刺激をうけていた。

久々に見て大興奮。舞台の上で輝くとはこの事だなぁと実感した。演出もスタイリッシュで洒落ている。クラブでミラーボールが回るシーンの演出は息を呑むほど美しく、身を乗り出して見てしまった。

実際にあった殺人事件をベースに、大都市シカゴのメディアによって作りだされる刹那の栄華。それに翻弄される二人の女性と、二人を影で操る弁護士をコミカルに生き生きと表現している。役者陣の声も演技も個性豊か、ソロからグループまでそれぞれが楽しい。メインもサイドも十分満足させてくれる極上のエンターテイメント。

僕のお気に入りは、主人公の冴えない旦那さん。彼の演技は見ないと分からないかな、じんわりと迫ってくる笑い。チャンスがあったら是非見て欲しい。両サイドに日本語訳が出てくるから、ちゃんとストーリーも分かります。お勧め!!

Wednesday, February 07, 2007

ガス欠


POOL SHARK
AMERICA 1998
Gelatin Silver

酒と体力、両方とも足りない・・・。

Tuesday, February 06, 2007

オレンジカウンティ

(原題:Orange County)★★☆☆☆

成績優秀な高校三年生のショーンは、サーフィンとパーティーに明け暮れ、悩める母とジャンキーでアル中の兄、ボケ始めた義父を抱えながら無気力に日々を過ごしていた。そんな彼が浜辺で見つけた一冊のペーパーバックに魅了され、小説家を目指すようになる。小説家になるためにこの町を出なくていけないと思うようになった彼は、彼を魅了した作家スキナーが教鞭をとるスタンフォード大学に出願するが・・・。

取あえずB級よりの青春コメディ映画。日本人はB級というとバカにする人が多いけれど、意外とそこに本物のアメリカの姿が見え隠れしているものがある。これはそんな一本。主演のコリン・ハンクスはTVドラマ:ROSWELLのアレックス役の印象が強く残っている。

ここで言うカウンティは、一エリアの地域社会(村社会的なニュアンスが強いと思う)としての含みがあるだろう。閉鎖性こ本物のアメリカの姿であって、特に田舎は多くの日本人がメディア等を通して知っているようなアメリカとはかけ離れている。スポーツ、ドラッグ、SEX以外の楽しみはほとんど無く、周りの全てが知り合いでゴシップが絶えない。アンビシャスな子供達は他の町の優秀な大学に進学を希望し、それ以外は地元で就職、ハイスクール・スウィートハートと結婚し一生をそこで終える。これがステレオタイプなアメリカの田舎生活。 オレンジ・カウンティは恐らく南部の田舎のカウンティとは全てかけ離れているだろうけれど、基本的な感覚は似ていると思う。

ショーンがリッチな家庭の息子と言うのがカリフォルニアっぽい設定だなと思うが、ここには富裕層が割と住んでいるのだろう。その部分を除けば、彼や回りの子達もふくめ等身大のアメリカの一般的な高校生そのものだ。サーフィン、パーティー、チアリーディングに恋、誰彼関係なくつまみ食いする女の子、僕がアメリカにあこがれた頃の映画も同じだった。話はドタバタでめちゃくちゃだけれども、そのコアにはアメリカのユーモア、悲しさ、家族愛、時代的病などのディープな伏線がある。

映画として一番良かったシーンは、彼が本当は自分のコミュニティ、オレンジカウンティに住む家族と仲間を愛していると気付く所かな。ちょっとくさいけれど・・・。

Maybe another mixed-up kid will stumble upon it, and maybe it’ll change his life like it changed mine.

このナレーションは結構好きだ。最後はホッと胸を撫で下ろす物語。これよりももっとお馬鹿で、僕がはまっていた映画はBill and Ted’s Excellent Adventure (89) 。なんと若かりし日のキアヌ・リーブスが出てるよ。

映画情報とお気に入りの役者
オレンジカウンティ (02)
ジェイク・カスダン監督
アメリカ

ジャック・ブラック (兄のランス役)
1969年カリフォルニア生まれ。大好きな名脇役で歌も抜群に上手い。確かバンドに入っていたような記憶が・・・。
愛しのローズマリー(01) ハイ・フィデリティ(00) エネミーオブアメリカ(98) ケーブルガイ(96)他多数

鈍い


INDIA 2000
Gelatin Silver

今日はみっちり午後丸々日が暮れるちょっと前までお仕事。久々なのもあったが、体が重くて動きが鈍い・・・。

ダイエットしてなければ一杯飲みたいところだが・・・我慢、我慢。あ~寝るしかない。

Sunday, February 04, 2007

セント・エルモス・ファイアー

(原題 ST. ELMO’S FIRE) ★★★☆☆

名門ジョージタウン大学を卒業した親友達7人は、数ヶ月後ビリー(ロブ・ロウ)がウェンディ(メア・ウィニンガム)を乗せて起こした酔っ払い運転事故をきっかけに再会。それぞれが社会に出て直面した問題で悩み、互いに励ましあいまた反目しつつも、自分達を見つめながら大人に変わってゆく様を描いた青春物語。

登場人物たちが凄い、エミリオ・エステベス、デミ・ムーア、アンドリュー・マッカーシー、アリー・シーディー、ジャド・ネルソンと上記の二人。80年代の若きハリウッドのアイドル達。あの頃はリアルタイムで観ていた。

今になって久々に見てみるとフレッシュな感動と言うよりも、懐かしさに似た思い出に浸る自分がいる。自分の20代を映像で見させられているようで、彼らの行動一つ一つが自分や当時の友人達とオーバーラップする。アメリカ映画を観て懐かしいと思うなんて、以前は想像すらしなかった。

映画で描かれているアメリカに憧れて渡米した。僕にとってのアメリカは80年代の映画に映し出されていた姿そのものだった。だから80年代の映画には特別な愛着を持っているし、いい映画が沢山あったように思う。この映画もそんな中の一本だ。

僕の好きなラインを I can’t remember who met who first or who fell in love with who first. All I can remember is the seven of us always together. ・・・いい台詞だぁ。20代前半に見てもらいたい映画かな。

映画情報とお気に入りの役者
セント・エルモス・ファイアー (85)
ジョエル・シューマーカー監督・脚本
アメリカ

アンドリュー・マッカーシー (ケビン役)
1962年 ニューヨーク生まれ。在学中からオフブロードウェーにも出演。なんかこう弱々しい神経質さのような、独特の雰囲気がいい。
思い出のジュエル(89) マネキン(87) プリテイ・イン・ピンク(86)他多数