Friday, January 19, 2007


JAPAN 2005
Gelatin Silver

太陽は現実をたたきつけ

強烈な光線が脳裏を焦がす

やがて光が去り闇が地表を覆いつくし

夜空に灯が優しく生まれる

そこには何が在るのか

打ちひしがれた全て

夜が全てを飲み込んでいく

Thursday, January 18, 2007

地元の行き着け


JAPAN 2005
Gelatin Silver

前カノに教えてもらったお店で、前店長さんは中々の腕前でした。今の子は・・・頑張れ。

店ではなく、このアングルで言うと丁度真後ろにあたる壁に道化師の絵がある。とてーも寂しい感じの絵で、代々のバーテン達が夜中になるとピエロが店を飛び回ると噂していた。この噂が信じられる程に生々しく、彼の衣装は正に鮮血の赤!

最初の頃妙に気になってはいたものの、少し距離を置きながら眺めていた。ところが段々と好奇心に負け、遂には真横で眺めながら飲むまでに。そうしてみると何だか落ち着く。久しく顔を出してないので週末あたり行って見るか。

Wednesday, January 17, 2007

仕事始め


JAPAN 2006
Gelatin Silver

今日は仕事始め。本当は一月半ばからNYCに行くつもりでいたが、年末以来ヨーロッパの雑誌社からポートフォーリオリビューの依頼があり、スキャンだプリントだネガ出せポジ出せのてんやわんやで予定を取りやめ。これで仕事にならなかったら怒るよ。

今日は二ヶ月ぶり位の現場の撮影。体が重くて動きが鈍かった、ダイエットせねばならん。明日一日何とかやり過ごせば来週まで時間が出来るので、写真を撮って歩こうかと思っている。

写真は去年の頭、恐らく今位の時期に撮ったもの。雪が降って一面銀世界、病み上がりの時期も過ぎそろそろ体を元に戻そうと散歩を始めた頃だった。

雪が降った次の日に近くにある小山に登り一時間半は歩いた。 帰りにいつも傍を通る池もその時ばかりは凍っていて、枝から落ちる雪が氷の表面で粉砂糖のように綺麗に飛び散っていた。

Sunday, January 14, 2007

居酒屋? 吉祥寺


JAPAN 2005
Gelatin Silver

吉祥寺にはアメリカで知り合った友人の連れのアトリエがある。彼女がとても面白くて気が合うもので、紹介されて以来たびたびアトリエで夜通し飲んだりした。

ここは彼女と旦那のお気に入りの飲み屋さんで、ロック系(自分はあまり詳しくない)の音楽なら何でもそろっているようだ。僕のような昔趣味の人間でも好きな曲が必ずある、と言うよりあり過ぎて驚いた。元々オーナーさんは別に本業があるのだが、音楽好きが高じてこの店を開いてしまったらしい。

昔のジャケットのコピーやポスターなどありとあらゆる音楽関係の物が所狭しと飾ってあり、リクエスト曲を聞きながら美味しい料理をリーズナブルな値段で味わえる。僕のお気に入りは焼きソバ、昔懐かしい味に具沢山でボリューム満点。

写真はお店に入って少し奥に置かれているジュークボックス。確か実際に聞けるはずで、とってもナイスなインテリアでもある。どーもこういったアメリカちっくな雰囲気が好きな僕。こういう店は何と呼べばいいのだろう、ミュージックハウス?かな・・・。

行きつけの店 横浜


JAPAN 2004
Gelatin Silver

今日は新年初、行きつけのショットバーに。ここで初めて酒を覚えて足掛け20年、バーテンが変わり、経営方針が変わり、最近は客の世代交代も進んでそれらを目の当たりにしてきた。

バーテンの古株でも10年位、まともに振れなかった頃から知っているが他の子達は皆年下だ。数年前までは大先輩達も毎日のように飲んでいたが、ここ最近少し見ないなーと思うと、実は体調を崩して入院してた・・・なんて事が増えてきた。

ここは僕の聖域だった場所。当初50・60代の常連達と寡黙なバーテンの醸し出す雰囲気はとても魅力的で、大人の時間が流れているように感じていた。僕は知らない所に迷い込んだ猫のように、小さくなって周りを観察しながらその中に浸っていた。アメリカに居る頃は、日本に帰ってくると必ず立ち寄ったものだ。

そんな僕も今では最古参の一人、恐らく30代で僕より古い人は居ないだろう。あの頃憧れた紳士達のように渋く、スマートに飲めているのだろうか?まだまだ、と声が聞こえてくる。あの人達のようにカウンターとグラスが似合うようになりたいものだ。

写真はそんなバーの常連であり酒仙の大先輩、この界隈のバー、バーテンで知らない人はいないと言われるくらい飲み歩いている人。この人の飲む姿は本当に絵になる、粋な先輩。