白黒写真・・・
僕にとってはとても意味深い言葉
僕が写真を始めて既に15年
もう15年なのかまだ15年なのかは分からないが
兎に角、僕の写真の99%が白黒写真=BLACK & WHITE
日本に来てよく言われるし感じるのは
白黒写真に対するある種の穿った見方
僕は単純に好きなのだ、あのグレートーンの諧調が
そして僕の記憶と感性に一番しっくりくる
ココに出して居る物も全てプリントをスキャンしたもので
デジタル写真が元なのはカラーの数枚だけ
カラーの大半もCプリントかリバーサルだし
今更デジタルを否定する気もない
実際自分も仕事で多用している
僕が自分でネガを現像しプリントを創る事を知らなければ
当然、僕の選択肢はデジタルだったと思う
画面上ではなく、出力して写真にする事を好んでいたとは思うが
写真について書き始めると限が無いので・・・
今日の本題
今日の夕刊に白黒写真の衰退と其れを何とか阻止し
維持させようとしている人達の記事があった
失礼ながら僕の知っている写真家の方は居なかったが
横浜の関内に在る貸し暗室は知っていた
何れにせよその活動には賛成するし
僕のやり方で参加したい
あの真っ白の印画紙から、フワ~っと浮かび上がる
自分が切り取ったイメージ
好奇心と期待が満ちている一枚
この瞬間がたまらない
そして乾く前のあのシルバーのしっとり感が最高なのだ
乾いて、がっくりする事の方が多いけど
それでも、また次が創りたくなる
学生の頃はよく徹夜で美大の暗室にこもった
長い時は2週間
寝る時間はほんの僅か、ドライルームにある木のベンチの上
明け方に近くのダイナーで朝食をとり
ついでに写真も撮り
その間に水洗が終了
ダークルームに戻って、スクイージしてドライネットに
そして、撮影に出かけ
昼から、クリティークのクラス
終わってから、ネガ現をして乾燥を待つ
その間に少しだけ飲んで・・・
これの繰り返し
よくやってたなぁと思うけれど、楽しいんですよこれが
楽しいばかりでなく考えるべき問題点もあるけれど、
それはまた次回という事で
今日はもうアルコールがいい感じです
お休みなさい・・・
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