Monday, December 10, 2007

BLACK & WHITE

白黒写真・・・
僕にとってはとても意味深い言葉

僕が写真を始めて既に15年
もう15年なのかまだ15年なのかは分からないが
兎に角、僕の写真の99%が白黒写真=BLACK & WHITE

日本に来てよく言われるし感じるのは
白黒写真に対するある種の穿った見方

僕は単純に好きなのだ、あのグレートーンの諧調が
そして僕の記憶と感性に一番しっくりくる

ココに出して居る物も全てプリントをスキャンしたもので
デジタル写真が元なのはカラーの数枚だけ
カラーの大半もCプリントかリバーサルだし

今更デジタルを否定する気もない
実際自分も仕事で多用している

僕が自分でネガを現像しプリントを創る事を知らなければ
当然、僕の選択肢はデジタルだったと思う
画面上ではなく、出力して写真にする事を好んでいたとは思うが

写真について書き始めると限が無いので・・・

今日の本題

今日の夕刊に白黒写真の衰退と其れを何とか阻止し
維持させようとしている人達の記事があった

失礼ながら僕の知っている写真家の方は居なかったが
横浜の関内に在る貸し暗室は知っていた
何れにせよその活動には賛成するし
僕のやり方で参加したい

あの真っ白の印画紙から、フワ~っと浮かび上がる

自分が切り取ったイメージ

好奇心と期待が満ちている一枚

この瞬間がたまらない

そして乾く前のあのシルバーのしっとり感が最高なのだ

乾いて、がっくりする事の方が多いけど

それでも、また次が創りたくなる

学生の頃はよく徹夜で美大の暗室にこもった

長い時は2週間

寝る時間はほんの僅か、ドライルームにある木のベンチの上

明け方に近くのダイナーで朝食をとり

ついでに写真も撮り

その間に水洗が終了

ダークルームに戻って、スクイージしてドライネットに

そして、撮影に出かけ

昼から、クリティークのクラス

終わってから、ネガ現をして乾燥を待つ

その間に少しだけ飲んで・・・

これの繰り返し

よくやってたなぁと思うけれど、楽しいんですよこれが

楽しいばかりでなく考えるべき問題点もあるけれど、
それはまた次回という事で

今日はもうアルコールがいい感じです
お休みなさい・・・

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