Friday, March 06, 2009

祖母の入院 2

昨日伯母から連絡が入る

祖母が実は急性心不全だとの事

何?腸閉塞だと言ってたのに?

肺に水が溜まったのではない?


何が何だか分らぬまま

両親と妹を連れて今日出かけた


着くとちょうど回診の時間

今回は初めて見る女医さんだ

部屋から出る時に母が挨拶をする

と、後でお話しましょうとの事

院長と違い感じはすこぶる良い


女医さんの回診が終わるまでの間

熱で唸り声をあげ、痛々しい祖母を

2組に分けて交替で見守る事に

話しかけても分からないようだし・・・


彼女から話を聞くと

この日からの担当らしく

全容は知らないようだが(おとぼけ?)

心不全と食事を摂っていない事から

お腹に水が溜まっている状態らしい

しかも高熱が出ていて

かなり危険な状態のようだ


帰る直前に祖母は意識を取り戻し

僕達の呼びかけに、うなずいたりして

応えられるようになった

しかし熱から来るのか、体が痛いようで

時折唸り声を上げる

僕と母は認識出来るようだが

他の二人が怪しい・・・

悲しい事だが仕方無い

今まで頭がしっかりしていた分

僕達としてもショックは大きいが

高熱が下がったとは言え

まだ38度台で朦朧としているのだろう


正直な所、腸閉塞ならば

点滴で回復するだろうと

多少なりとも楽観視していたが

今の状態はとても危険だと思う

100歳と言う高齢と高熱

今週か来週頭辺りが

峠になる様に感じる


今亡くなっても100歳の大往生

そうだとは分かっていても

やはり心が痛み

胸を締め付けられる


何とか痛みを和らげて上げたい

額に手を当てたり、手を握ったり

そんな事しか出来なかった・・・


今日は何枚か

35ミリで写真を撮ったが

撮影している時に

涙が出て来た・・・


何で撮ってる?

何を撮ってる?

何やってんだ?

自問、自答・・・

答えなんて出てこない


この写真を撮った事で

またそのイメージを見る事で

僕はどんな事を感じるのだろう

人の生死に関わる瞬間を撮る事

ましてや、とても大切な人の・・・

写真家として、そして人として

どう対峙するのか

簡単に答えが出るような事では無い


がしかし今日そこに触れる事に


今日のシャッターはとても重く感じた

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