Sunday, February 18, 2007

アンジェラ

(ANGEL-A) ★★★☆☆

アンドレ・ヘサ 28歳 無職・・・小男で不細工、自信なんて小指の先ほども無く、彼女いない歴28年のナイナイ尽くし。有り余る借金だけを抱え行き場も無く、嘘と言い訳で塗り固めた人生に幕を下ろそうとしていた。あの時天使が舞い降りてくるまでは・・・。

こんな独白がピッタリなダメ男、アンドレを演じるのは僕の好きなコメディアン&役者のジャメル・ドゥブース。笑いを誘うしぐさの中に、人の傷のような哀しさがちらつく役者。初めて見たのは、確かZonZonだったと思う。相方のリー・ラスムッセンも魅力的。なんと言っても目玉は監督のリュック・ベッソン。六年ぶりの映画と言うことで話題を集めていたが、これは僕の好きな映像の一つに入るかな。

B&W PHOTOは大好きなのに昔から白黒映画にはあまり興味が湧かず、最後まで見ていられるものが少ない。しかしこの映画の映像は美しく最後まで飽きずにFIN。パリって白黒が似合う。映像同様にストーリーも魅力的で、こんな夢と希望のある内容は好きかな。

監督って上手いなーと唸るのは、決して派手に新技術を前面には出さない。作品の感性を殺さないように、押さえたところに上手く落とし込むから映像が冴え物語もぐっと生きてくる。こ%u30

1 comment:

Anonymous said...
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