Saturday, February 24, 2007

三崎口の別荘


SPAIN 1999
Gelatin Silver

知人が家を新築したので、新築祝いに行く。この間手に入れた焼き芋焼酎37度と宇都宮の餃子に三崎のマグロを持参する予定。

人生をエンジョイされている方で、僕は相乗りで楽しませてもらっています。 別荘化計画進行中・・・。

ドカンと飲みますかね。そうそう、竣工写真頼まれてた。

Friday, February 23, 2007

久々に見たいい写真

ミクシイのコミュで見つけたDAVID FOKOSの写真が気になっていたので見に行った。ギャラリーの場所は広尾。

作家の事は知らなかったが、予想通り好きなタイプの写真だった。作家に失礼だけれど、ざっくりとした分け方をすると杉本博司、マイケル・ケンナ、エルガー・エッサーなんかのエッセンスを上手く混ぜ合わせた感じ。僕としては杉本さんの影響がかなり強く出ている作品が数点あるようにも思われた。使っているカメラも8×10だし(これは冗談)。

僕が常々NYCで思っていたのは、余りにもアイデアに走り奇をてらったものが氾濫し過ぎているなと言うこと。確かに、新しい物の見方、感じ方を芸術家が求め創るのは至極当然の事だけれども、単純に美しいとかイイ!とか部屋に飾って見ていたい!と思えるモノでも良いと思う。というより最終的にはそこではないかと思っている。

勿論この作家の作品の中にあるコンセプトは感じるが、純粋に写真の美しさを求めている所をより強く感じた。こう云う写真がヨーロッパで評価されるのは分かる。

僕は撮るからには人に見てもらいたいし、ポジティブな感動をオーディエンスに感じてもらいたい。体が震え涙が溢れ出すぐらいの感動を呼び起こす写真。ダイレクトに心に入って来るイメージ。過去に幾つかの芸術作品を通して味わった感動だ。

あまり突っ込んだ事をここで書き切れるものでもないのでこの位にさせてもらいますが、要は今日見た作品が僕の写真家魂に触れたのは間違いない。日本に帰ってからはポートフォーリオリビューもしてないし、新作も創っていない・・・。ダラダラ状態が続いていたわけで、今日はとても刺激になりました。それにあのスペースはとても気に入ったので、展覧会が出来れば良いなと思う。

目的が違うので、このブログの写真は僕がアメリカで出しているもは含んではいないけれど、機会があればお見せしたいですね。

Thursday, February 22, 2007

清水登之 (Toshi Shimizu)


FIGHTING ARTIST
JAPAN 2004
Gelatin Silver

日経で見つけて気になっていた展覧会に行って来た。しかし宇都宮は遠い、家を7:00過ぎに出て栃木県立美術館に着いたのは11時頃で早速見て回る。

非常に気になる強烈なインパクトのある作品が数点。全体を通して彼のサブジェクトに対する距離感が、僕のソレとよく似ていると感じた。描いている世界に愛情を持ち関心があるにも拘らず、そこから距離を置きガラス越し、あるいは俯瞰で全体をぐるっと静かに見ている様な感じ。孤独な距離感。

彼は色々な国に行っており、アメリカ、フランス、中国、東南アジア・・・など多数。戦争にも参加していてサブジェクトは多岐にわたっているが、全体的に人類に対する愛情を感じる。その中でも僕が特に気になって、暫く見入っていたのは彼が日本に帰って来た直後に描いた「地に憩う」と「江南戦場俯瞰」。

地に憩うは、僕が日本に帰って来た時と同様に、己の国に対する外国人的な新鮮な印象と、やっぱり日本は良いな~としみじみとした感情が他の絵とは違った出方をしていて非常に興味を覚えた。この作品については、僕の中で未消化な部分がある。

江南戦場俯瞰は、一瞬絵の平坦さに驚き、何だ?と思うが目を凝らしてみるとそこから戦争の爆撃音や硝煙の匂い、町全体の混乱と恐怖がリアルに伝わってきて、自分が体感しているような錯覚に陥るくらい凄い。ゲルニカの様にグロテスクなものは一切描かれて無いのに、感覚的に恐怖が伝わる。

当たり前ながら、日本にも凄い絵描きが居るなあと改めて思った。片道4時間かけた甲斐はありました。

もう一つ、二階に牛ちゃんのモーターサイクル・ママがあった。1973年の製作で馬鹿でかく、エネルギーが溢れ、まだそんなに色を施していない物だけれど存在感十二分。知り合いの作品に思わぬ所で出会って笑みがこぼれた。

美術館の庭に出てボーっとした後、みんみんで焼きとすい餃子を一人前ずつ食べて帰ってきた。中々美味しく、ご飯とザーサイ付きで540円。

Tuesday, February 20, 2007

今日はダラダラ


CHINA 2004
C-PRINT

昨晩、届いたばかりの焼き芋焼酎の原酒37度を飲む。あまりにも美味しくてちょっと一杯のつもりがついつい・・・。

お陰で今日はダラダラの一日。さて明日の打ち合わせの準備に取り掛かろうかな。

Monday, February 19, 2007

特異日

2月17日、日経新聞朝刊の春秋より抜粋

以前の気象年鑑には、特定の天候が現れやすい「特異日」の表が載っていた・・・、とある。2月17日は王子稲荷の参拝についてブログに書いたが、この日がちょうどその特異日にあたっていた。それによると17日の天気の傾向は雪。

その日のブログに載せた写真もちょうど一年前頃に撮影した雪景色だ。僕は王子に向かう根岸線の中で天候について考えていた。駅を降りると外はすこぶる寒く、何となく雪を予感させる外気温と空模様だ。

残念ながら、日が落ちて降って来たのは雨。あ~っと思う。春秋によると特異日には科学的根拠は無いらしい。が、僕達の中に特異月感覚はあると思う。例えば、受験月の二月は雪。そんなアバウトな感覚だけれども、季節感としてのイメージは皆持ち合わせているだろう。

今さら温暖化がどうのこうの言うつもりも無いが、季節を通して実感する。何か違う・・・と。確かに温暖化によって地球上の生命体には影響があるだろうけれど、地球そのものに至っては刹那の変化に過ぎないだろう。

地球がどうこうではなくて、人類が死滅・・・だ。地球は恐らく、擬人化してもしょうがないが、ちと暑いなぁ~あれれ?うようよしていた奴らが居なくなったな~位の感覚では無かろうか。日本の四季が無くなるのは寂しい、しかしこの人類の向かう方向に身を任せて行くのも一つの選択肢だと思う。

仮に三輪・江原氏の言う輪廻転生があって、将来自分達が生まれ変わって来るのなら、その時に亜熱帯の日本を味わうのも自分なのだろう。そうして若き自分達は昔の己に文句の一つも言うのだろう、もっと将来を考えてくれれば良かったのに・・・。

Sunday, February 18, 2007

アンジェラ

(ANGEL-A) ★★★☆☆

アンドレ・ヘサ 28歳 無職・・・小男で不細工、自信なんて小指の先ほども無く、彼女いない歴28年のナイナイ尽くし。有り余る借金だけを抱え行き場も無く、嘘と言い訳で塗り固めた人生に幕を下ろそうとしていた。あの時天使が舞い降りてくるまでは・・・。

こんな独白がピッタリなダメ男、アンドレを演じるのは僕の好きなコメディアン&役者のジャメル・ドゥブース。笑いを誘うしぐさの中に、人の傷のような哀しさがちらつく役者。初めて見たのは、確かZonZonだったと思う。相方のリー・ラスムッセンも魅力的。なんと言っても目玉は監督のリュック・ベッソン。六年ぶりの映画と言うことで話題を集めていたが、これは僕の好きな映像の一つに入るかな。

B&W PHOTOは大好きなのに昔から白黒映画にはあまり興味が湧かず、最後まで見ていられるものが少ない。しかしこの映画の映像は美しく最後まで飽きずにFIN。パリって白黒が似合う。映像同様にストーリーも魅力的で、こんな夢と希望のある内容は好きかな。

監督って上手いなーと唸るのは、決して派手に新技術を前面には出さない。作品の感性を殺さないように、押さえたところに上手く落とし込むから映像が冴え物語もぐっと生きてくる。こ%u30

Saturday, February 17, 2007

二の午


JAPAN 2006
Gelatin Silver

御招ばれで王子へ、美大の連れの実家だ。

今日は二の午、王子稲荷も大賑わい。初午程ではないが、王子稲荷近辺のジモティはお祭りモード、通りには露天が並びそれぞれの家では小宴会を開いている。1時過ぎに到着し、先ずはお参りすることに。

実はこの王子稲荷、関八州の総社として江戸時代から庶民に親しまれてきた伝統あるお稲荷さんなのだ。そして僕がお参りに来たのは、再度石を担ぎ上げるため。かれこれ六年位前、帰国直後くらいにここに一度来ている。

ここの本堂裏に小さな御社が5つ程あり、その中の一つが大人の頭3つ分位の石を祭っている。要はこうだ、願いを祈ってから石を持ち上げる、簡単に持ち上がるほどその願いがかなう可能性が高い。

お賽銭をあげ、毎度のお願いをして石に手をかける。ぐっと踏ん張るが、今回は意外と重く感じたのだ・・・。お~い、やばいじゃん。性懲りも無く再トライしてしまった。

その後は小母さんお手製の鳥飯、おでんにヌカ漬け等等を久保田の千寿で頂きました。小母ちゃんご馳走様。

Friday, February 16, 2007

江ノ島のお土産物屋さん


2/15/2007
江ノ島より

今日は江ノ島にFIELD TRIP。

春一番の次の日だったが、風は相変わらず強く僕のD200君は潮をかぶってさあ大変。しかし春一番のお陰で最高の富士が顔を見せる。中望遠ズームにしておけば良かったが、今回は広角の短焦点一本きりだった。

帰りがけに寄ったお土産物屋さんで立ち話を。このお店どうも他店と出しているモノとその量が違う。旦那さんの話では創業は江戸時代。この時代に対応するための弛まぬ努力がこの店の現在の佇まいを作ったようだ。

マニアが見たら飛びつくレア物のオンパレード。話を聞いている素人の僕も思わず、へー、へー、へ~~の連発。ご主人の解説付きで眺めるお土産は輝きを増し、自分が蒐集にはまっていた頃を思い出させた。

写真撮影も蒐集の一つだと思うが、このお店の写真を僕のコレクションの中に入れたいと思っている。

Wednesday, February 14, 2007

まさかの大先輩・・・


AMERICA 1998
Gelatin Silver

昨日は仕事も早く終わり、久々にパチンコ屋へ行く。二時間で3万円弱の勝ち。時計を見ると6時半、ん~呑みにでも行くかぁ!と最近お気に入りの立ち飲み屋へ。

七時を過ぎカウンターも混み始め、隣のオヤジと話をしていると例のS氏が偶然店に現れる。えっ・・と思ったが、この辺は先輩の地元でもある。お酒があって雰囲気の良い店には必ず現れる人だ、僕から会釈をする。

暫くしてビールが出てきた、「あちらのお客様から・・・」相変わらず粋な人だ。僕は隣のおじさんに挨拶をして場所を移る。

どうやら月に一度、にんにくとレバ焼きを食べにここに来るらしい。僕らは結局その後に、S氏行きつけの寿司屋と中華料理屋へ。兎に角よく飲みよく食べる人で、親父の年代とは到底思えない。

この人は本当に色々な店を知っている。超高級店から立ち飲みまで、エリアも様々で守備範囲がとてつもなく広い。数々の酒の修羅場をくぐってきた達人、酒仙だ。この人の行き着けの店を僕はもっと知りたいと思っている。

そこで僕が企てているのは、S氏行きつけの店の紹介本を作ることだ。僕が白黒写真をベースに撮影し、S氏がコメントと紹介文を書く。タイトルは未定だけれど、男が惚れて通う店・・・っていうニュアンスがいいのではないかと思っている。取材を言い訳に飲み歩ける、しかも折り紙付きの名店をだ。

Saturday, February 10, 2007

CHICAGO

昨日、8日から日生劇場で上演が始まったCHICAGOを見に行った。

招待者Mさんは仕事後で19:00の開演直前に滑り込み。間に合ったー!とはにかんだ彼女は、お洒落で個性的な黒のワンピースがとても似合っていた。座席はorchestraの中でもセンター寄り、近すぎず遠すぎずのベストシート。最高!

NYCにいる頃にミュージカルはよく見ていたが、ジャンルの違う仲間達が目一杯はじけてる!と思っていつも刺激をうけていた。

久々に見て大興奮。舞台の上で輝くとはこの事だなぁと実感した。演出もスタイリッシュで洒落ている。クラブでミラーボールが回るシーンの演出は息を呑むほど美しく、身を乗り出して見てしまった。

実際にあった殺人事件をベースに、大都市シカゴのメディアによって作りだされる刹那の栄華。それに翻弄される二人の女性と、二人を影で操る弁護士をコミカルに生き生きと表現している。役者陣の声も演技も個性豊か、ソロからグループまでそれぞれが楽しい。メインもサイドも十分満足させてくれる極上のエンターテイメント。

僕のお気に入りは、主人公の冴えない旦那さん。彼の演技は見ないと分からないかな、じんわりと迫ってくる笑い。チャンスがあったら是非見て欲しい。両サイドに日本語訳が出てくるから、ちゃんとストーリーも分かります。お勧め!!

Wednesday, February 07, 2007

ガス欠


POOL SHARK
AMERICA 1998
Gelatin Silver

酒と体力、両方とも足りない・・・。

Tuesday, February 06, 2007

オレンジカウンティ

(原題:Orange County)★★☆☆☆

成績優秀な高校三年生のショーンは、サーフィンとパーティーに明け暮れ、悩める母とジャンキーでアル中の兄、ボケ始めた義父を抱えながら無気力に日々を過ごしていた。そんな彼が浜辺で見つけた一冊のペーパーバックに魅了され、小説家を目指すようになる。小説家になるためにこの町を出なくていけないと思うようになった彼は、彼を魅了した作家スキナーが教鞭をとるスタンフォード大学に出願するが・・・。

取あえずB級よりの青春コメディ映画。日本人はB級というとバカにする人が多いけれど、意外とそこに本物のアメリカの姿が見え隠れしているものがある。これはそんな一本。主演のコリン・ハンクスはTVドラマ:ROSWELLのアレックス役の印象が強く残っている。

ここで言うカウンティは、一エリアの地域社会(村社会的なニュアンスが強いと思う)としての含みがあるだろう。閉鎖性こ本物のアメリカの姿であって、特に田舎は多くの日本人がメディア等を通して知っているようなアメリカとはかけ離れている。スポーツ、ドラッグ、SEX以外の楽しみはほとんど無く、周りの全てが知り合いでゴシップが絶えない。アンビシャスな子供達は他の町の優秀な大学に進学を希望し、それ以外は地元で就職、ハイスクール・スウィートハートと結婚し一生をそこで終える。これがステレオタイプなアメリカの田舎生活。 オレンジ・カウンティは恐らく南部の田舎のカウンティとは全てかけ離れているだろうけれど、基本的な感覚は似ていると思う。

ショーンがリッチな家庭の息子と言うのがカリフォルニアっぽい設定だなと思うが、ここには富裕層が割と住んでいるのだろう。その部分を除けば、彼や回りの子達もふくめ等身大のアメリカの一般的な高校生そのものだ。サーフィン、パーティー、チアリーディングに恋、誰彼関係なくつまみ食いする女の子、僕がアメリカにあこがれた頃の映画も同じだった。話はドタバタでめちゃくちゃだけれども、そのコアにはアメリカのユーモア、悲しさ、家族愛、時代的病などのディープな伏線がある。

映画として一番良かったシーンは、彼が本当は自分のコミュニティ、オレンジカウンティに住む家族と仲間を愛していると気付く所かな。ちょっとくさいけれど・・・。

Maybe another mixed-up kid will stumble upon it, and maybe it’ll change his life like it changed mine.

このナレーションは結構好きだ。最後はホッと胸を撫で下ろす物語。これよりももっとお馬鹿で、僕がはまっていた映画はBill and Ted’s Excellent Adventure (89) 。なんと若かりし日のキアヌ・リーブスが出てるよ。

映画情報とお気に入りの役者
オレンジカウンティ (02)
ジェイク・カスダン監督
アメリカ

ジャック・ブラック (兄のランス役)
1969年カリフォルニア生まれ。大好きな名脇役で歌も抜群に上手い。確かバンドに入っていたような記憶が・・・。
愛しのローズマリー(01) ハイ・フィデリティ(00) エネミーオブアメリカ(98) ケーブルガイ(96)他多数

鈍い


INDIA 2000
Gelatin Silver

今日はみっちり午後丸々日が暮れるちょっと前までお仕事。久々なのもあったが、体が重くて動きが鈍い・・・。

ダイエットしてなければ一杯飲みたいところだが・・・我慢、我慢。あ~寝るしかない。

Sunday, February 04, 2007

セント・エルモス・ファイアー

(原題 ST. ELMO’S FIRE) ★★★☆☆

名門ジョージタウン大学を卒業した親友達7人は、数ヶ月後ビリー(ロブ・ロウ)がウェンディ(メア・ウィニンガム)を乗せて起こした酔っ払い運転事故をきっかけに再会。それぞれが社会に出て直面した問題で悩み、互いに励ましあいまた反目しつつも、自分達を見つめながら大人に変わってゆく様を描いた青春物語。

登場人物たちが凄い、エミリオ・エステベス、デミ・ムーア、アンドリュー・マッカーシー、アリー・シーディー、ジャド・ネルソンと上記の二人。80年代の若きハリウッドのアイドル達。あの頃はリアルタイムで観ていた。

今になって久々に見てみるとフレッシュな感動と言うよりも、懐かしさに似た思い出に浸る自分がいる。自分の20代を映像で見させられているようで、彼らの行動一つ一つが自分や当時の友人達とオーバーラップする。アメリカ映画を観て懐かしいと思うなんて、以前は想像すらしなかった。

映画で描かれているアメリカに憧れて渡米した。僕にとってのアメリカは80年代の映画に映し出されていた姿そのものだった。だから80年代の映画には特別な愛着を持っているし、いい映画が沢山あったように思う。この映画もそんな中の一本だ。

僕の好きなラインを I can’t remember who met who first or who fell in love with who first. All I can remember is the seven of us always together. ・・・いい台詞だぁ。20代前半に見てもらいたい映画かな。

映画情報とお気に入りの役者
セント・エルモス・ファイアー (85)
ジョエル・シューマーカー監督・脚本
アメリカ

アンドリュー・マッカーシー (ケビン役)
1962年 ニューヨーク生まれ。在学中からオフブロードウェーにも出演。なんかこう弱々しい神経質さのような、独特の雰囲気がいい。
思い出のジュエル(89) マネキン(87) プリテイ・イン・ピンク(86)他多数

Saturday, February 03, 2007

お誘い


INDIAN BRIDE
INDIA 2000
Gelatin Silver

毎年友人宅で恒例の忘年会があり、去年の暮れにそこで一人の女性と出会った。彼女がその部屋に入って来たときの印象は、何というか・・・目が釘付けになった。回りの皆にからかわれるほど、呆けていたようだ。

正直なところ容姿に関してはそれほど好みでもないし、その後は席の配置上殆ど話す時間も無かった。にもかかわらず気になる・・・、何なのだろう?と言う不思議な気持ち。

お開きになった後で思い出したのだけれど、遡る事2週間前、先輩とその彼女と飲んだときの事。店には彼女が先に一杯始めており、我々は後から到着。

開口一番彼女が、けん君の右方にソバージュっぽい女性が見える、なんかオレンジっぽい感じかな・・・。えっ?おいおい、何それ?特に何かが憑いているとかではなくて、瞬間的にそう感じたらしい。

実は、その彼女の言った事が、全てこの時に会った子に当てはまっていたのだ。髪型と服の色・・・。思い出した時はちょっと怖いものを感じた。

年末以来たまにメールをしたりして、僕もオープニングなんかに誘ってみたものの、仕事の都合で会うことは出来なかった。そんな彼女から、ミュージカル鑑賞のお誘い!NYCでは、オフ・ブロードウェイも含め殆どの出物を見ていたくらいのミュージカル好きとしては、喜んでOK。

ちょっとオカルトチックな前置がある分、楽しみ。もしかしたら運命の出会い?来週末は久々のデートです。

Friday, February 02, 2007

気になってた映画


JAPAN 2006
Gelatin Silver

今日はずーっと前から気になっていた映画を見た。かれこれ恐らく8年位。何だろね、頭がフラッシュバック状態。ヴィンセント・ガロ、彼のマルチぶりには頭が下がる。

感覚的でコミカルでノスタルジックな映画。90年代の映画も相当見たが、まだ見てないものが在ったなぁ~と思う。あの頃は町にも映画にも失望、写真はスランプ・・・やさくれついでの飲んだくれ。写真として残っているもの以外、僕の記憶は全て空ろ。

同時代に同じ場所で活動していた人間の作品と言うものは不思議だ。映像の中に簡単に入り込める。そこに時代の痕と匂いが染み付いてるのだろう。寂れたバッファローのダウンタウンを背を丸めて歩いているシーンは凄くいい。

僕の入れる映像は殆どがB&Wの匂いがする。脳の深部に染み入るようなノスタルジックなトーン。色は色として記憶に残らず、曖昧に見知らぬ記号のようにそこに在るだけ。記憶のフラグメントが独特のトーンを放ってランダムにつながって行く。

バッファロー66、感想と言うよりも感覚として残るとても面白い映画。

バッファロー66 (98)
ヴィンセント・ガロ監督・主演・脚本・音楽

Thursday, February 01, 2007

酔えるようにはなったけど


AMERICA 1998
Gelatin Silver

この頃はクイーンズ中を遠征しながら飲み歩いていた。元々エリアでNo1の呼び名の高かったBroadway Tavern とレズビアンチームのAlbatross、お互いのバーに行って賭けゲームをしたものだ。負け組みが勝ち組みの払いで指定されたリッカーのショットを一気飲み。よく飲んだのは、喉と胃が焼けるBACARDI 151 、朝までやるので皆ベロベロ。

Broadway の方は有色人種の多い混合メンバーで、特にこの男シーモがどこに行ってもトラブルを起こす。トラブルは毎度の事であの頃は相当呑んでいても、外では気が張っていて酔うことはなかったが家に帰るとぶっ倒れてた。

日本に帰ってきて数年たった頃、野毛で呑んでいて目が覚めたら鎌倉街道沿いのバス停ベンチで寝ていた。途中の記憶も無い。もちろん何のロストも怪我も無かった。酔えるようにはなったけれど、これはちと情けない・・・。

Wednesday, January 31, 2007

眠れない・・・


SPAIN 1999
Gelatin Silver

眠れないので30日に書いた狂言について一つ加筆を・・・。

謁見撮影もほんの6カットで終わる、宮内庁がうるさいからね。それでもこれはゆるい方で、担当者によっては2カット撮ると制止してくる人が過去に居た。

この謁見の後撮るかも・・・と言うことで、襖越しに待機。演出・狂言指導の三宅右近氏の声が響く。右近さんはこの世界では名の通った超一流の方だ。しかしとてもユニークな方で、若い出演者達の打ち上げに進んで参加される。そういったざっくばらんなのが好きらしい。

聞こえた会話の中でとても印象に残っているのは、「こういうのは、練習しないとダメなんですよ・・・何度も何度も繰り返して練習し、初めて良くなる・・・」とおっしゃっていた所。

あ~っ、そうやって右近さんも先代から狂言を引き継いで来たんだなぁと思い、その言葉がず~んと響いた。

以前一度だけ打ち上げでお話をさせて頂いたが、自分の話をしっかりと聞いてくれ、右近さん独特のアドバイスをしてくれた。厳しい世襲制の世界に身を置く分、ピーンと張った雰囲気をまとった方だが、そんな時の右近さんは優しさがにじんでいる。

今度ゆっくりとお話出来る機会があったら、色々と伺ってみたい。

午後三時のバル


SAPAIN 1999
Gelatin Silver

最近たまに考える、若い頃よりも利害関係での繋がりが増えてきた。それは仕事中心の生活ではいたし方の無い事だと思う。

そんな中でも気が合って、お互いの立場を超えての関係になる事もある。そんな風に思って割と面倒を見ていた奴が居たが、えっ?と思うような事が最近あった。まあ結構腹も立ったが怒っても始まらない、自分が浅はかだったと言えばそれまでの事。上手く利用されたな~と頭をポリポリ・・・。

当然仕事での繋がりは未だにあるので、そ知らぬ顔で付き合っている。そんな自分を見て、へー結構演技派だなーと思う。が、目には目を・・・って気持ちが積極的では無いにしろあり、チャンスがあれば動くかも。

と言いつつすぐ忘れるタイプなので、まあ繰り返さないように気を付けるかな。

こんな煩わしい事は、宇宙の彼方に・・・。信頼できる連れと呑んだくれて過ごしたいものだ。

Tuesday, January 30, 2007

狂言


SPAIN 1999
Gelatin Silver

一昨日の日曜日、狂言の撮影があった。今でもお笑いは人気があるが、 これこそ700年続いた日本のお笑いの元祖だと思う。演目は柿山伏、文荷(ふみにない)、入間川の三つ。

所作、言い回し、どれをとっても面白く思わず笑ってしまう。今回はお忍びで皇族の方が来られた。舞台撮影は途中で切り上げ、謁見撮影の準備で待機。お陰で久々に、ゆっくりと控え室のモニターで見ることが出来たので、十分に笑わしてもらった。

何て言うのだろう、ほのぼのとしていて思わず笑ってしまう。遥か古の日本人って大らかだったんだろうなぁとつくづく感じる。そしてそれを観ていて楽しくなる自分は、やっぱり日本人。

写真のおじさんは少し鳥打帽を目深にかぶり直して、僕の目の前でポーズをとるかのように、くっと背を伸ばした。

ヨーロッパの人達はカメラを向けても殆どいやな顔をせず、快く撮らせてくれる。そんなヨーロッパの旅はとても楽しかった。